LVMボリュームを別のシステムへお引っ越しさせる

 2013-02-01
複数の外付けHDDをLVMで管理していたのですが、ひょんなことから別のシステムへごっそりお引っ越ししました。

 
それまで使っていたシステムがHDD障害によってポックリ逝ってしまわれました。
機械は古い物なのでこの際新しく新調します。しかしそれまでNASにアクセスできないのはつらいのでツナギとなるシステムが必要です。当初はシステムのHDDを救おうと挑戦してみましたが時間が掛かりそうなのと症状や音を見ると物理障害っぽいので、さくっと中古HDDを買ってきてfedoraを入れてしまいました。

というわけで、外付けHDDのLVMボリュームを別のシステムにマウントする必要が出てきたわけです。
当初はかなり面倒に思えましたが、LVMボリューム自体に損傷がなければかなり簡単にできちゃうみたいです。



外付けHDDを認識させる

外付けHDDを接続してOSにデバイスやパーティションが認識されているか確認する。/dev/以下にデバイスファイルが見えていればok
[root@NAS ~]# ls /dev/sd*
/dev/sda  /dev/sda1  /dev/sda2  /dev/sda3
/dev/sdb  /dev/sdb1  /dev/sdc  /dev/sdc1
/dev/sdd  /dev/sdd1

PV, VG, LVを確認する

それぞれ pvscan , vgscan , lvscan というコマンドをポチポチするだけで確認できます。
[root@NAS ~]# pvscan 
  PV /dev/sdd1   VG backupvg   lvm2 [1.82 TiB / 0    free]
  PV /dev/sdb1   VG datavg     lvm2 [1.82 TiB / 0    free]
  PV /dev/sdc1   VG datavg     lvm2 [931.50 GiB / 0    free]
  Total: 3 [4.55 TiB] / in use: 3 [4.55 TiB] / in no VG: 0 [0   ]
[root@NAS ~]# vgscan 
  Reading all physical volumes.  This may take a while...
  Found volume group "backupvg" using metadata type lvm2
  Found volume group "datavg" using metadata type lvm2
[root@NAS ~]# lvscan
  inactive          '/dev/backupvg/backuplv' [1.82 TiB] inherit
  inactive          '/dev/datavg/datalv' [2.73 TiB] inherit
3つの実HDD/実パーティションで、backupvg, datavg という2つのVGを構成していること、
backupvg,datavgという2つのVGで、それぞれ backuplv , datalv という2つのLVを構成していること、が確認できました。

LVをアクティブに変更する

lvscanの出力から、各LVが inactive になっていることがわかったので lvchange コマンドでアクティブにします。
[root@NAS ~]# lvscan
  inactive          '/dev/backupvg/backuplv' [1.82 TiB] inherit
  inactive          '/dev/datavg/datalv' [2.73 TiB] inherit
[root@NAS ~]# lvchange -ay /dev/datavg/datalv
[root@NAS ~]# lvchange -ay /dev/backupvg/backuplv
[root@NAS ~]# lvscan
  ACTIVE            '/dev/backupvg/backuplv' [1.82 TiB] inherit
  ACTIVE            '/dev/datavg/datalv' [2.73 TiB] inherit

LVをマウントする

LVが有効になったのでさくっとマウントします。
[root@NAS ~]# ls /dev/*vg/
/dev/backupvg/:
backuplv

/dev/datavg/:
datalv

[root@NAS ~]# cd /
[root@NAS /]# mkdir DATA
[root@NAS /]# mount /dev/datavg/datalv /DATA

[root@NAS /]# mkdir DATA_backup
[root@NAS /]# mount /dev/backupvg/backuplv /DATA_backup
以上で /DATA , /DATA_backup にLVMボリュームがマウントされました。やったー!

最後に仕上げに、起動時に自動的にマウントされるよう、/etc/fatab に記述を追加します。
UUID=f34ff31e-ffff-ffff-ffff-592a2dfeca41 /DATA                   ext4    defaults,acl    0 0
UUID=cf6fb034-ffff-ffff-ffff-7db2250710ea /DATA_backup            ext4    defaults,acl    0 0
UUIDとマウントポイント、ファイルシステムとマウントオプションを記載して完了。システムを再起動してマウントされるのを確認できたら、お疲れ様でした!



最初に述べたとおり、LVMボリュームに損傷さえなければ、コマンドポチポチ叩くだけで別システムへのお引っ越しが完了します。便利だなぁ。 あと怖いのはLVMで使っているHDDの物理障害だけでしょうかね。これはdatalv,backuplvで緩く二重化してあるので、なんとか避けらる・・・かな。
 
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