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AZ-1 錆取り

 2013-02-11
古い車なので錆は避けられません。 進行を出来るだけ遅らせましょう。

 
AZ-1はスケルトンモノコックという構造で、モノコックフレームの外側に樹脂製の化粧パネルが取り付けられている構造です。外から見える部分は樹脂製のパーツが殆どでありパッと見はあまりサビは目立ちません。
しかし…パネルを剥がすと…。。 そこにいるかもしれません。


外観を担うパネルは全て取り外せるので、まずはそれを全部剥がしてしまいます。便利な構造です。
パネルはボルトで固定されているだけなので、かんたんです。うまくいけば、ですけど。
そう、ボルトの固着さえなければ。



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ボルトがねじ切れたり、なぜか+ビスが使われていてどうしても緩まず舐めてしまったり…。
今回の作業だけで6本もダメにしてしまいました。うち5本は+ビス。なぜだ!殆どはT40トルクスなのに、ボディ下の方のサビやすい部分になぜ+ビスを使うんだー orz
写真はリアバンパー固定ビスをドリルで飛ばしているもの。嗚呼…。



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めげずにパネルを剥がしていきます。取り外す順序は下記がスムーズ
前はフロントバンパー、ボンネット、左右フェンダー、の順。
後ろはエンジンフード、リアウィンドウカバー、リア三角窓枠、リアバンパー、リアエンドパネル、左右フェンダー、の順。
最後にサイドシル。

今回はサイドシルの固定ボルトが大変なことになっていたので剥がしませんでした(´・ω・`)



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パネルを剥がし終えたら軽くブラッシングして砂埃や落ち葉などを落としておきます。パネルの隙間にたくさん砂が入っているはずですよ。
駐車場にブルーシートを敷いておくと後始末が楽でいいです。作業中の落とし物も見つけやすいですし、地面に寝転がるのも楽になります。ホームセンターで800円程度。



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剥がしたパネルはキズが付かないように保管しましょう。
大量の(?)ボルト類を外すことになります。サビ取りをするので元あったボルト穴へ仮止めすることもできませんので、パネルと一緒に小袋に入れておくと後で組み付けるときに迷いません。写真はフロントバンパーとそのボルト達。



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砂埃は落としたのですがまだ少し汚れていたので軽く水洗いしました。
サビの酷いのはリアフェンダーの左右。左はフィラーキャップの上付近が腐って穴まであいていました。
心を鬼にして浮き錆を削ります。マイナスドライバーやワイヤブラシなどでガリガリ。
多少水で濡らしておくと削り粉が舞い散らないのでご近所が気になる方は霧吹きなどを用意しておくと良いです。
ちなみに写真の赤い部分は以前に応急処置でタッチアップペイントを塗った部分です。



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浮き錆を落として、水分を乾かしたら、とうとう錆取りケミカルが登場です。
POR-15で有名なメタルレディと、錆転換剤です。錆にメタルレディを吹き付けて30分以上放置すると錆の表面にリン酸鉄的なアレソレの被膜を作るらしいです。あと、表面を微細に荒らす作用があり、その後のペイントの足付けに最適とのこと。
メタルレディ使用後は十分水で流した後、よーく乾燥させてから錆転換剤をぺたぺたしていきます。



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乾燥待ちの間に、ネジザウルス的なもので折ってしまったボルトを出来る限り救出します。
なんでこんなところだけ+ビスなんだろう・・・ひどいや。。



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錆転換剤はハケ塗りなので、フレームの内側などの奥まった部分には塗れません。そこはシャーシブラックを吹いておきます。ぜひ延長ノズルつきのスプレーを使いましょう。
これであと2,3年は大丈夫かな。



気が済むまでペタペタシューシューしたら、あとは外装パネルを元通り戻して完了です。



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今回苦労した+ビスの部分は全てステンボルトに置き換えました。サイズは全てM6。
見えない部分なのでこれで十分です。
(見えない部分だけ+ビスだよ!)
何度も書いてますが・・ こんなところに+ビス使わないでよ・・・

予想以上にボルトの固着が多く、パネル剥がし(と洗車)に1日、錆取りとパネル組み付けに1日、計2日かかりました(-_-)
といっても2日間共に昼前からしか作業してないので、ちゃんと(?)朝から気合い入れて取りかかれば・・・ しかし1日で終わる気はしないな。。
ソレナリに大変でした。




今回のように、砂埃だったり錆の破片だったりのゴミが落ちたり、錆取りケミカルが垂れる恐れがある場合はブルーシートを敷いておいた方が何かと問題にならなくて済みます。
「気兼ねなく」作業出来る環境を作るのが心が折れない重要ポイントかと思います。


 
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