AZ-1 シフトリンケージブッシュをベアリングに交換!

 2017-05-20
AZ-1はどうしても長いワイヤーが必要になるため、シフトが入りにくいor手応えが悪いというのが持病・・・というほどでもないですが、要改善ポイントとして昔から注目されてきました。
その一つ、シフトリンケージのブッシュをベアリング化するというネタをやってみました。
 

シフトワイヤーの先に付いているゴムのブッシュは実はこれ単体でパーツ供給がなく、ワイヤー全体とアッシー交換になってしまう。ただでさえ長いワイヤー越しにギアを入れるというのに、ここが交換できないのはちょっとなぁ・・・。
アフターパーツとして、樹脂製(POM?)のモノなどが販売されていたりしますが、悲しいかな希少車種、受注生産らしく単価が高い・・・。

そんななか、DIYで小加工してなんとかしてしまおうというのが今回のベアリング化です。



基本的には丁度良い大きさのリングスリーブがあればいいのですが、608と呼ばれる規格品のベアリングがほぼサイズピッタリなので、AZ-1ではこれがしばしば使われるようです。私もいつかはやってみたいなーと思っていましたが、ふらりと立ち寄ったホームセンターで608ベアリングを見つけてしまったため、早速挑戦です。



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こちらが608ベアリング。入手したのは608ZZという両面シールタイプ。エンジンルームに置かれるのでこのタイプが安心でしょう。608は外径22mm、内径8mmという規格サイズです。デジタルノギスは分解能が足りずに21.9mm表示ですが、副尺付きのノギスではたしかに22mmでした。


そしてAZ-1のシフトリンケージブッシュのサイズはというと・・・・ 先人達の記録によると約21.8mmと言われています。
なので608ベアリングの外周を0.2mm程削ってちょっとだけ小さくしてやる必要があります。



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ペーパーを敷いて手でゴシゴシすることでもいけるかもしれませんが、私はリュータの軸付きペーパーでガーガーやりました。
ベアリングですので、結構硬い素材のようでした。手で削るとしたら結構頑張る必要があると思います・・・・


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事前情報で21.8mmということだったので、多少余裕を持って(?)21.85mmにしてみました。(これがピッタリサイズでした) もしかしたら21.9mmとか21.95mmでリンケージの固定部を炙って焼き嵌めしても良いかもしれません。608ZZ無加工(22mm)のままでも圧入は可能らしい(ただし車載状態ではかなり困難と思われます)ので、小型のハンドトーチで炙れば無加工でも嵌るかも? とはいえ付近にガソリンのラインもあるのでその辺は自己責任で。。。



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ベアリングの加工が済んだらあとは車上にてブッシュと交換するだけ。エンジンルームをのぞき込んでちょっと奥の方に見えるシフトリンクがそれです。抜け止めのピンをラジオペンチ等で引き抜いたらあとは素手でポロリと外れます。



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古いブッシュはシャコ万で挟んでグリグリして抜けました。ゴム製なので細かく採寸してもあんまり意味は無いのかもですが、リンク勘合部はφ21.8mm、高さ13.0mm、勘合部厚みが7.6mmでした。



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今回取り外したブッシュは一部千切れてはいたものの、柔軟性はまだまだ現役でしたので念のため部品箱で待機してもらいます。だんだんと純正部品が出なくなってきているので、あまり捨てたくないですよね・・



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φ21.85mmのベアリングはピッタリスルスルッとリンクに入り込むので、サイズ的にはこれがジャストだと思います。あとはお好みでもうちょっと大きくして圧入や焼き嵌め等とするのがいいかと思います。
608ベアリングの厚み方向は7mmなので、シフトリンクのリングの厚み(勘合部厚み7.6mm)とほぼ一致します。なのでリンクとの結合は特に心配することは無く、あとはブッシュ自体の厚み(13.0mm)との差を埋めるためにワッシャを詰めて調整して、抜け止めピンを戻して完了です。



よくわかるどうが




ベアリングに交換してから約3週間くらい経ちますが、特に問題はありません。
手応えは「カチッ」て感じです。今までは「ゴクリ・・・ッ」という感じで多少ぐんにゃり感がありましたが、ピシッとして私は悪くないかなと思っています。
純正っぽい「ゴクッ」という感じがお好みの方は、ベアリングではなく樹脂製とか、あるいは純正のゴムを補修して使った方が良いかもしれません。
「カチッ」と感がお好みの方は、ベアリング化がオススメです。


 
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